石川県七尾市というところに大きな山車が見物のお祭りがあるんです。
私は2回行ったことがあるのですが、「なんじゃ、こりゃ」というほど、大きな山車が目を引きます。
5月のGWの時期の行われる、このお祭りを紹介します。
家より高い山車
石川県七尾市というと、海を臨む和倉温泉のあるところです。
その場所からは少し離れている山王町で行われるお祭り。
ここのお祭りは一際、山車が大きんです。
写真を見れば分かりますが、人の大きさに比べて何倍も大きいです。
こちらの地域では「デカ山」と呼びますよ。確かにデカいですからね。
大きさはというと、
- 高さ・・・約20m
- 横幅・・・約13m
- 重さ・・・20トン
- 車輪の直径・・・約2m
にもなります。
車輪は木で出来ています。20トンの重さをこの木の車輪で支えるわけですね。
家より高いと書きましたが、写真を見てみると分かります。
街中を男衆が引き回します。
山車を見るだけでも面白いのですが、このように街中を押して走らせます。
それも大通りではなくて、一般の生活用道路で。
私が行った時は、上にかかっている布が家に引っかかって破れていました。
こんな狭い路地を大きな山車が通るわけですから、何かしらあるでしょうね。
このお祭り、面白いことに観客も参加できるのです。
観客の人達も縄を持ち、指揮する人の音頭で一斉に引きます。
他の人は、ちゃんと横にいないと巻き込まれるので、他の観客の人は指示に従わないといけません。
青柏祭とは?
このお祭り、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
文化庁のサイトによると、以下のようにあります。
この行事は、各曳山組を構成する3町内から、決まりの神饌を青柏の葉に盛って供えるとともに、横正面からみてヒラキ(開き)山の形態をなす巨大な曳山3基を奉納する行事である。この地域の人々の生活の節目となっているものである。
「青柏祭の曳山行事」として命名されていますよ。
写真を見れば分かりますが、かなりの観光客が訪れます。
それもそのはず、開催される時期は、毎年5月のGWの時期。
例年、5月3日~5日の3日間開催されます。10万人以上が訪れる祭りです。
しかし、3日間に分かれていますし、駐車場も分散してありますので、2回車で行きましたが、特に待つことなく停めることができました。
古くから続くお祭り
このお祭り、1000年以上続いているのだそう。
つまりは平安時代の頃から。
昔の昔から続いているお祭りなんですね。
青柏祭の名前の由来は、神様に捧げる神饌(しんせん)を青柏の葉に盛って供えるところからきています。
どうして、こんなに山車が大きくなってしまったのかと、いうと、能登守護職を務めていた畠山義統(はたけやまよしむね)という人が財力を誇示するために、巨大化していったそうな。(※参考 ダイドーグループ日本のお祭り)
まとめ
青柏祭について紹介しました。
大きな山車が見物のお祭りです。
GWの時期ですし、観客も参加できるお祭りなので面白いですよ。(おわり)