石川県にある島、舳倉島(へぐらじま)をご存じでしょうか。
石川県北部能登半島の上部に位置する島です。この前(2018年)、NHKの番組「日本海の孤島、舳倉島」という番組でも紹介されていました。
私が小さい頃から地図帳をみるのが好きで、この島は気になっていました。一度は行ってみたい島であります。
舳倉島の位置は?
舳倉島は石川県の能登半島から北へ50km程度行ったところに位置する島です。
50km・・・、結構離れていますよね。島自体は面積は約0.55km2、周囲約5kmと小さな島です。ポツリとある島なので石川県以外の人はほとんど知らないのではないでしょうか。
あと本土から20kmあたりのところに七ツ島という島もあるんですよ。その名の通り、七つの島があります。ここは人は住んでいません。
この七ツ島からさらに30km向こうに位置するのが舳倉島です。舳倉島は標高12.4mと低い島です。なので本土からは見えません。
私は能登半島をたまにドライブするのですが、輪島から珠洲に向けて車で走ると、七ツ島が見えます。海に太陽の光が射してこの島をみると幻想的で好きですね。
舳倉島の人口は?
国勢調査を参考にした「人口統計ラボ」というサイトによると、平成27年は人口総数は105人、世帯総数は42世帯になっています。
令和2年の国勢調査でも105人です。
本宅は本土にある人が多くて、越冬する人は20~30人ほどなのだそう。 どういうことかというと、この島はアワビやサザエなどの水産資源に恵まれた島なので、漁をする夏場だけこの島で過ごすのです。
NHKの番組中でも、おばちゃんが、「(水産物がよく獲れる)神の島」だと話していました。番組では地形に特徴があってワカメなどの海藻類が生えやすいのだそう。この海藻類をアワビやサザエが食べるのでよく獲れるのだと説明していました。
この島も過疎化がすすみました。昔は、小学校と中学校の分校があったのですが、今は休校中になっています。
フェリーで行くことができる島
この島フェリーでいくことができますよ。
行き方ですが、能登半島の先端にある輪島港から出ています。基本的にこれ以外で舳倉島へ行く方法はないですね。
輪島は朝市が有名ですが、そこから100~200m程度です。歩いていける距離にあります。
観光のアクセス方法であるフェリーの情報についてですが、「ニューへぐら」という定期船が運航しています。1日行きと帰りで1便ずつですよ。
夏季は3月1日~10月31日の期間
- 行きは9:00輪島発10:30舳倉島着
- 帰りは15:00舳倉島発16:30輪島着
冬季は11月1日~2月末の期間
- 行きは9:00輪島発10:30舳倉島着
- 帰りは14:00舳倉島発15:30輪島着
乗船券の販売受け付けは7:30から始まり、乗船開始時間は8:00~8:50です。予約は受け付けていないので、気をつけてくださいね。
料金は大人が片道2260円、小人が1130円です。(時間は料金は変わる場合があります)
1日に行き帰り1便ずつあります。日帰りで行けますね。
観光は楽しめる?
漁師や海女さんの島なので、レジャー施設があるわけではありません。そういった楽しみ方にはむいていませんね。変わった所に行ってみたい、自然を楽しみたい人向きです。
島は歩いて2時間ほどで1周できます。
ここは野鳥で有名な島ですよ。
渡り鳥が通るライン上にある島なので、珍しい鳥が見られるのです。番組の中でも大きいカメラを持った愛好家達が大勢ならんで鳥を撮影していました。
あと、同じく番組の中でタレントの金子貴俊さんが釣り船を借りてヒラマサを釣っていました。大きい魚も釣れるので楽しめるでしょうね。
釣りもおすすめできる所です。
この島は、2000万年ほど前の火山活動でできたので岩礁や崖があって起伏が荒い所があります。南側はゆるやかな地形のため、観光がしやすいですよ。南側には砂浜や漁港もあります。
日帰りだと昼食が心配になりますが、食べるところがないので、自分で用意していく必要があります。民宿があって予約をすれば食べられるそうですよ。
まとめ
今回は、舳倉島を紹介しました。島めぐりが好きな方、愛鳥家、釣り好きには楽しめると思います。(おわり)