
富山県立山町に日本一高いとされる滝、「称名滝」があります。
読み方は「しょうみょうだき」です。
山奥にあって、なかなか見ることのできない滝・・・ではありません。歩道が整備されているので、近くまで見に行くことができます。
この滝と、それより高い滝を紹介します。
日本一高い滝、「称名滝」
日本一の高さの滝として、この称名滝は知られています。
この滝は4段に分かれていて、上から第1段は70m、第2段は58m、第3段は96m、第4段は126mで合計350m。
滝壺は直径60m、水深6mです。
滝壺のすぐそばまでは行けませんが、離れていても豪音が響き渡ります。
この滝を見るために駐車場に車を停めて遊歩道を歩いてくるわけですが、遠くからはほとんど見えないんです。岩の部分に隠れてしまっていて近づいて展望台に登ると、やっと綺麗にみえるわけです。
夏ですと、近くの橋の上にいたら、水しぶきがミストになって飛んでくるので気持ちいいのです。
ちなみに遊歩道は1200m、高低差は100mですよ。歩道は舗装されていますが、往復で2400mですから、運動不足の人はちょっと大変かもしれません。
この滝は、昭和48年に「国指定名勝天然記念物」、平成2年に「日本の滝100選」に選定されていますよ。
称名滝より高い滝とは?
落差350mでも日本一で高い滝ですが、認定されていないもっと高い滝があります。
というのも、水量の多い時にしか出現しない滝。
高さはなんと500m!
称名滝と離れた場所にあると思われるかもしれませんが、すぐそばにあります。
この写真では右側に見える滝です。
名前は「ハンノキ滝」。白糸のように静かに流れる細い滝です。見られる時期は融雪期や豪雨時です。
「幻の滝」といわれるほど、見られないものではありません。もし見たいのなら、時期を選んで見にいったほうが良いでしょうね。
ですが、さらに水量が多くなると他の滝が現れます。
その名は「ソーメン滝」、「大鶴滝」、「小鶴滝」。さらに横に滝ができるのです。
こんな多量の水が、どこから流れてくるのかというと、「立山」からです。立山の雪解け水が大量に流れて称名川を下り、この滝に流れ着きます。
ですから、山の雪が溶ける頃には、水量が多くなるんですね。
無料で行ける!
ここ、無料で行けるんですよ。(2019年8月現在)
料金が必要か思ってしまいますが、無料です。駐車料金もかかりません。(247台駐車可)
ただ、歩く距離が先ほども触れましたが長いです。往復2400mぐらい。でも夏場だと歩いた後の滝から流れてくるミストが心地いいかもです。
私も遠方から友達が来たときはここに連れてってあげます。無料なので気を使わせなくて済みます。
注意点としては、行ける期間は4月下旬から11月下旬ごろ。雪の積もる時期は行けないんです。
「悪城の壁」もおすすめ
称名滝に向かう途中に「悪城(あくしろ)の壁」というのがあります。
恐々したネーミングですが、その名前は「恐ろしくて、砦のように人を寄せつけない崖」という意味合いで名付けられたそうです。
高さ500mある断崖が2kmにわたって続くのです。
滝に向かう途中、車で横目で見ることができます。私は結構この崖は凄いと思うのですが、称名滝ほど有名ではありません。
なぜこのような地形があるかというと、称名滝は、はるか10万年ほど前は、現在よりも15kmも下流に位置していました。
その後、長い年月を経て、溶結凝灰岩を年間10cm程度ずつ削りながら、後退して今の位置にあるのです。水流で削られて、このような地形になっているそうですよ。
今も称名滝は年間10cmずつ後退しているそうです。
まとめ
称名滝と、それより高い滝「ハンノキ滝」を紹介しました。
滝好きなら是非見に行ってくださいね。(おわり)