北陸新幹線のグランクラスの料金や食事、シートなど、グリーン車との違いは?

北陸新幹線の長野駅から金沢駅間が開業して3年以上が経ちました。

私は北陸に住んでいながら、まだ3回しか乗ったことがありません。クラスはもちろん普通車。

普通車でも満足できましたが、この新幹線には「グリーン車」さらに、「グランクラス」というのがあります。

利用したことがある方はあまりいないのではないでしょうか?そんなグランクラスのサービス、料金、グリーン車との違いなどをお話しますね。

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北陸新幹線とグランクラス

 開業前は東京-金沢間は約3時間50分の道のりでしたが、開業後は約1時間20分短縮され、最速で2時間28分での到着が可能となりました。

北陸の人なら分かると思うのですが、越後湯沢での乗り換えが必要なので面倒でした。走って、エスカレーターに乗って・・と、もうあの時代には戻りたくないですね。

今後は大阪まで延伸されることが決まっています。富山から乗ると、金沢で乗り換えが必要なので、これまた面倒なのです。早く開通してほしいなと思います。

さて、北陸新幹線に設定してある車両、座席がグランクラス

グランクラスは簡単に言うと、飛行機におけるファーストクラスのサービスを受けられる座席になります。 詳しく見ていきますね。

料金は?

ファーストクラスのサービスと聞いてまずは気になる料金ですが、通常の運賃、新幹線特急券料金に加えてグランクラス料金と呼ばれる特別料金が必要になります。

距離によって変わりますが、総額では以下の通りです。

  • 東京-長野間:15,910円
  • 東京-富山間:25,580円
  • 東京-金沢間:26,970円

 

普通車だと東京-長野間7,680円、東京-金沢間13,600円ですので、ざっくり倍くらいの料金となるでしょうか。 さすがファーストクラスを謳うだけあって、高額です。 これだけの料金だと、サービスが気になりますよね。

・食事やシートなど、グリーン車との違いは?

グランクラスは高い料金をとるわけですので、グリーン車との違いとして、それなりのサービスを期待されます。

ゆったりした座席におしぼりとブランケットサービスがグリーン車の売りですが、グランクラスはそれ以上のサービスはあるのでしょうか。具体的に紹介していきますね。

入口には各種新聞が完備されています。 乗車すると通路には絨毯がひいてあり、特別感が漂っています。

 

席に着くと、グランクラス専任のアテンダントからの乗車御礼あいさつがあるでしょう。 ブランケット、靴ベラ、アイマスクが置いてあり、あつあつのおしぼりも配られます。

座席には席ごとにメニューが置いてあります。 和、洋から選べる軽食と、お菓子のサービス、そして軽食は季節毎にメニュー変更が行われます。

 

 

さらに飲み物は飲み放題です。 アルコールは、ビール、ワイン、日本酒、梅酒。 ソフトドリンクはホットではコーヒー、緑茶、ハーブティーなど。 コールドドリンクはコーヒー、ジュース、緑茶に黒烏龍茶等々が用意されています。

呼び出しボタン完備でお替りも楽々です。

ちなみに車内販売は無く、飲み放題に対して食事、つまみは量がやや少ないので、乗る時間に応じた持ち込みがおすすめです。

そしてシートは本革、45度までリクライニング可能、後ろには邪魔にならないようになっており、気兼ねなく倒すことができます。

 

ヘッドレストからフットレストまで各部を独自に操作可能なので、楽しくて色々動かしたくなりますね。

座席間隔も前後が1300mm、席幅座は520mmとなっています。 グリーン車が前後1160mm、幅475mmですからグリーン車よりもさらに広く、大柄な方でもゆったり座れます。 これは飛行機のファーストクラスと同じサイズだそうですよ。

さらに東京駅にはラウンジが設置されました。 グランクラスの切符を提示すれば、乗車の90分前から利用可能です。 空港のラウンジと同様ソフトドリンクサービス、新聞雑誌が置いてあり、無線LANも完備されています。

 ただし時間のお知らせはしてくれないので、居心地がいいからといって乗り遅れに注意しましょう。

お得に利用できる?

高級感たっぷりのグランクラスですが、お得に利用できるのでしょうか。

グランクラス料金については割引券や早割などの制度がないため、チケットを安く入手するのは難しいのが現状です。 ですので、出張の際、会社から出る新幹線代金に自腹でプラスしてみる、といった方法はいかがでしょうか。

しかし、上司が普通車で出張に行っているのに、自分がグランクラスを取るわけにもいきません。 なかなかタイミングが難しいかもしれませんね。 自分へのご褒美に、と思い切って奮発してみるのが現実的かも。

乗車券については通常の割引が使えるので、株主優待割引や障碍者割引など、該当の制度を利用してみてはいかがでしょうか。

儲かっているのかな?

これだけのサービスなので果たして儲けは出ているのかな?と余計な心配をしてしまいます。

開発者の話だと、グランクラス誕生の理由は余裕のある車内空間の提供と、狭くなってしまう先頭車両の有効活用、だそうです。

先頭車両を普通車にしてお客さんを詰め込むよりも、グランクラスとして運用したほうが、座席数は少なくなるが、単価があがるので普通車として運用するより売り上げはあがる、ということでした。

なるほどよく考えられている、と思いましたね。

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