「学校に泊まってみたい」
そう思ったんです。
それでネットで検索していたら全国にはいくつかありました。その中で私の住んでいる所から一番近かったのが新潟県上越市の月影小学校。
今は「月影の郷」として宿泊施設になっています。こちらの施設を紹介します。
学校に泊まれる月影の郷
学校に泊まれるといっても、もちろん廃校になっています。
廃校になった校舎を利用して宿泊施設になっているということです。
正式には「宿泊体験交流施設」。
ホテルや旅館のように至れり尽くせりではありません。泊まる部屋は教室ですが、テレビはありませんし、シーツも自分でかけて布団を用意する必要があります。
ですが、自分でやることはその程度。大変という感じではありません。
宿泊体験交流施設にリノベーションしたといっても元は小学校ですので、小学校らしさが随所に残っています。
玄関には小学生が利用していたであろう下駄箱や、教室もそのまま残されています。泊まる部屋は教室。人が多ければ、教室の他、図書室や図工室に泊まることになるようです。
トイレの便器は大きくなっていました。小学生用のを使っていては小さいですからね。
必要な箇所はリノベーションして、残せるところは残した造りになっています。
教室に泊まるわけですが、複数人が泊まれるようになっています。1年教室に泊まりましたが7人程度泊まれます。
もちろん一人で泊まっても問題ありません。
一人なら広く使えて楽しいでしょうね。
当時の教室がそのまま残っている部屋もあります。
大人からすると、こんな机小さかったっけと思うかもしれません。
体育館も入ることができます。
遊んでも良いとのことだったので、ボールでしばらく遊びました。体育館を利用したい場合は内履きを持っていった方がよいでしょう。靴下だとツルツルして少々危なかったです。
月影小学校とは?
「月影の郷」の元は「月影小学校」。
1874年に開校し、2001年に閉校しています。100年以上続いた小学校です。
閉校したのは児童数が減少したことですね。職員さんに聞いてみたところ、最後のあたりは入学してくる児童は数人しかいなかったとのこと。
全国的に山間地域は過疎化が進んでいますし、特にここは豪雪地帯なので、平野部に行く人が多くなっていったのでしょう。
そして2005年に月影の郷としてオープンしています。
1971年に現在の鉄筋校舎になっているので、木造校舎ではありません。
15年近く、月影の郷として営業しています。
図書室に行けば、当時の児童の様子を知ることができます。
アルバムの他、文集もありましたね。
文集には「みんなで妙高サンシャインランドに行って・・・」と当時の楽しそうな様子が伺えました。
月影の郷に泊まる
ここ、一泊二食で7200円とお安い値段でした。
素泊まりだと、もっと安く泊まることができます。
夕食はお腹いっぱいなるほどでてきて満足できました。
この施設は学生が合宿でも使うそうです。私の行った次の日は合宿で大勢学生が来る予定だったそう。当然学生が大勢行くと騒がしくてうるさくなるのは必至です。
ネットで予約できますが、山の中の静かな学校を楽しむなら電話で問い合わせて日を調整してから行くのが良さそうです。
まとめ
山の中にある、学校に泊まれる宿を紹介しました。
全国的に、いくつかありますので色々探してみるのもいいですね。月影の郷は鉄筋校舎ですが、木造校舎に泊まるのも楽しそうです。(おわり)