日本一海が近い駅があると聞いて、新潟県の青海川駅を訪れました。
海が近い駅として知られている場所ですが、
そのとき心に残ったのは「海の近さ」よりも「静けさ」でした。
波の音の他は音の記憶がないのです。
ただ、目の前に広がる海と静かなプラットホームだけが、印象に残っています。
この駅で感じた時間を私の体験をもとに紹介します。
目次
青海川駅とはどんな場所?
青海川駅は、新潟県柏崎市にある信越本線の無人駅です。
日本一海に近い駅として知られています。
「日本一海が近い駅」を検索すると、「下灘駅」という愛媛県にある駅がでてきますが、
海面を埋め立てて国道を作ったので、現在では新潟県にある青海川駅が日本一になっています。
ホームのすぐ後ろが海岸という、全国でも珍しい立地です。
海とどれくらい近いのか気になりますよね。看板後ろを撮りました。
静かなプラットホームと駅舎
私が行った時間は平日の15時頃です。誰もいません。
静かなプラットホームと海の風景だけです。
駅舎です。正面上部の色ガラスが印象的です。陽が当たってアスファルトがこの色に染まって綺麗でした。
静かな駅の理由
無人駅
この駅は無人駅で利用者も少なく、ダイヤは日中ですと、1時間で1本です。

8号線は上を走っている
8号線は橋の上で、このプラットホームは下です。車の音は届きにくいのです。

地形
青海川駅は、海と山に挟まれた“狭い地形”にあります。
この地形は、音が反響しにくく、外からの音が入りにくい状況になります。
周辺
青海川駅の周りは、民家が数軒だけという“生活の音が極端に少ない環境”です。
観光地のように人が集まる要素がないから、人の話し声・車の音がほぼないのでしょう。
あの夏、一番静かな駅
国道8号線を富山から走ってきて、赤い橋を渡る前に右に下る道があって、しばらく走ると民家が見えます。
そこを海側に走って橋の下を通ってこの駅が見えた時、テンションが上がりました。
「ああ、いいところだ。」
直感で感じました。
誰もいない海沿いの駅。静かな時間が流れます。
「あの夏、一番静かな海」という北野武監督の映画が以前ありましたが、「あの夏、一番静かな駅」というタイトルをつけたくなるような場所でした。
この映画の内容は覚えていませんが、タイトルは印象的でずっと覚えています。
海は自然の静けさ。
駅はいるはずの人間がいないと時間が止まったように感じる静けさ。
その二つの静けさが相まって私の心に情感的に響いたのでしょう。
青海川駅豆知識
ドラマのロケ地に選ばれた
青海川駅は、ドラマのロケ地としても知られています。
- 「高校教師」(1993年)ラストシーン
- 「チーム・バチスタ4」
- 「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」
特に「高校教師」のラストシーンは有名で、
“物語の終わり”にふさわしい場所として選ばれたのも納得です。
海と線路だけのシンプルな景色は、人の心の奥底に響くのでしょう。
旧駅舎は地震で失われた
現在の駅舎は比較的新しいのですが、その理由は平成19年の中越沖地震にあります。
地震で線路やホームが被害を受け、復旧工事に伴って旧駅舎は撤去されました。
平成20年に新しく建て直され、今の姿になっています。
路線図と時刻表
主な所でいうと、新潟からは1660円、柏崎からは200円、直江津からは500円です。
アクセス
場所は 新潟県柏崎市青海川という所です。高速道路を利用なら米山インター下車が一番近いです。
駐車場・周辺施設
小さい駅なので、駐車場はありません。けれども、道路脇に停められるスペースはあります。
駅舎の横は民家でしたので迷惑にならないよう気をつけて、ちょっとの間停めるのなら良いと思います。
あと歩いて行ける距離内に「柏崎さけのふるさと公園」という入園料無料の施設(水曜休み)がありました。
そこに大きな駐車場があったので、そこの施設の観光とともに見るのもいいかもしれません。
まとめ
青海川駅は、日本一海が近いだけの駅ではありません。
音の記憶が薄れるほど、景色が強く心に残る駅でした。
ドラマのロケ地に選ばれたのもわかります。
あの夏、一番静かな駅。そんな記憶が、今もふと蘇りました(おわり)。






