「すごいデカい山車が走るお祭りがある」という噂を聞いて石川県七尾市を訪れました。
5月の真っ青な空が広がる気持ちのいい日。
大きな地震が発生する前に行った賑やかな青柏祭の様子です。
デカ山とは?
デカ山とは山車のことです。
ここのお祭りは一際、山車が大きいんです。
写真を見れば分かりますが、人の大きさに比べて何倍も大きいです。
離れてみないと全体像が分からないほどの巨大さでした。
大きいとは聞いていましたが、あまりに予想の上をいっていたので、思わず笑ってしまいました。
こちらの地域ではこの山車を「デカ山」と呼びますよ。確かにデカいですからね。
大きさはというと、
- 高さ・・・約20m
- 横幅・・・約13m
- 重さ・・・20トン
- 車輪の直径・・・約2m
にもなります。

車輪は木で出来ています。20トンの重さをこの木の車輪で支えるわけですね。
家より高いと書きましたが、写真を見てみると分かります。
山車の影に家がすっぽり隠れてしまうほどの大きさなんです。

街中を男衆が引き回します。
山車を見るだけでも面白いのですが、このように街中を押して走らせます。
それも大通りではなくて、一般の生活用道路で。
何かにぶつかってしまうのではないかとヒヤヒヤしてましたが、上にかかっている布が家に引っかかって破れていました。
ただ、地元の人はこんなことは慣れているのか淡々と対応していました。
こんな狭い路地を大きな山車が通るわけですから、何かしらあるでしょうね。
観客も参加できる
このお祭り、面白いことに観客も参加できるのです。
観客の人達も縄を持ち、指揮する人の音頭で一斉に引きます。
参加することができて楽しそうに声を上げる人もいれば、力の入った真剣な表情で踏ん張る人もいる。
観客の安全を守るための指示役の人の声も相まって、場の緊張感も高まります。
あんな巨大なものが迫ってくるのだから、私はそっと空き地に避難しましたけどね。

なぜ、こんなに大きいのか
このお祭り、1000年以上続いているのだそう。
つまりは平安時代の頃から。
どうして、こんなに山車が大きくなってしまったのかというと、
能登守護職を務めていた畠山義統(はたけやまよしむね)という人が財力を誇示するために、巨大化していったそうな。(※参考 ダイドーグループ日本のお祭り)
権力者の見栄が、いつしか地域の大事なお祭りになったというのが面白いです。
それにしても1000年とは長い月日ですね。
青柏祭とは?
石川県七尾市というと、海を臨む和倉温泉がよく知られています。
その場所からは少し離れている山王町で行われるのが、この青柏祭。
このお祭り、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
文化庁の説明によると、
「三つの町内から神饌を青柏の葉に盛って供え、
横から見ると“ヒラキ山”と呼ばれる形をした巨大な曳山三基を奉納する行事」
とされています。
青柏祭の名前の由来は、神様に捧げる神饌(しんせん)を青柏の葉に盛って供えるところからきていますよ。
「青柏の葉」とは、柏餅に使われるあの柏の葉」を思い浮かべると分かりやすいです。
いつ開催される?
例年、5月3日~5日の3日間開催されます。
GWの時期ですから、かなりの観光客が訪れます。10万人以上が訪れる祭りです。
しかし、3日間に分かれていますし、駐車場も分散してありますので、私は特に待つことなく停めることができました。
私の感想
私は地元の人達の笑顔が印象的です。
楽しみにしている、大事にしている、そんな祭りであることがひしひしと伝わってきました。
老いも若きもみんな笑顔。
このお祭りに合わせて、出店がありますから若い子たちも友達とつるんで楽しそうです。
街全体が明るくなるような雰囲気でした。
そんな様子が今でも思い浮かびます。
まとめ
青柏祭について紹介しました。
能登で大きな地震が起こる前の賑やかな祭りの様子です。
大きな山車が見物のお祭りです。
GWの時期ですし、観客も参加できるお祭りなので面白いですよ。
今思うとこの山車は、ただ大きいだけでなくて1000年の重みが
詰まった大きさなのだと感じました。(おわり)





