長崎。長い鎖国があっても、海外と貿易のあった街で海外の影響を色濃く反映している街。
2018年、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録されて注目を浴びています。
この遺産は、12の集落や教会で構成されています。観光地としても有名な「大浦天主堂」もその中に入っています。
ただ、私は長崎を訪れて「浦上天主堂」の方が印象的だったのでこちらを紹介します。
入場料は無料
浦上天主堂の入場料は無料です。
この教会は奥まで入っていくことができず、内部を入り口付近の場所から見学できる程度です。
ただ、「寄付金をお願いします」という箱がおいてあります。無料で入るのも気が引けたので私は100円入れて入りました。
「大浦天主堂」の方は入場料大人1000円。ここは観光地として有名な場所ですし、資料も豊富に展示されているので、この金額なのでしょう。大浦天主堂の界隈は、お店が立ち並び、観光客も大勢います。
浦上天主堂はどんな教会?
大正14年(1925年)に作られた教会です。戦争時に一度倒壊して、昭和34年(1959年)に再建されています。
この教会とにかく大きいのです。収容人数は1250人。人気スポットの大浦天主堂の方は収容人数が250人。なので単純に考えるとそれより5倍の大きさです。
ガイドブックには大きく取り上げてなかったので、あまり期待せずに行った教会でしたが、ちょっと衝撃でした。私のイメージの教会は、ゲームのドラクエにでてくるような小さな教会です。
こんなデカい教会あるもんなんだと思って調べたら、「大聖堂」だそうです。日本に他に大聖堂があるのか調べたら、あと11件ありました。機会があったら他もみて見たいなと思いました。
この浦上天主堂、倒壊前は東洋一の大きさの教会だったそうです。
中は撮影禁止だったので撮れませんでした。教会はどこも撮影禁止にしている所が多いようです。
外観はレンガ造り風の外壁。内部は青のステンドグラスが印象的な造りでした。
信者でないと奥まで入っていけません。私が行った時は外人さんがいて、奥まで入っていっていました。
世界遺産ではない?
歴史もあるし、こんな大きな教会は世界遺産のうちに入っているんだろうなあと思っていたら、入っていませんでした。
12の構成資産として以下が挙げられています。
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- 天草の崎津集落
- 原城跡
- 大浦天主堂
- 外海の出津集落
- 外海の大野集落
- 黒島の集落
- 平戸の聖地と集落
- 春日集落と安満岳
- 野崎島の集落跡
- 頭ヶ島の集落
- 奈留島の江上集落
- 久賀島の集落
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なぜ入っていないのかは分かりません。でも世界遺産でなくても長崎に行ったら見た方がいい教会だと思いました。中に安置されているマリア像が戦争の悲惨さを教えてくれます。
アクセスは?
長崎市内は路面電車が走っていて、観光しやすい街です。浦上天主堂は路面電車の松山町という駅で降りて10分ほど歩けば着きます。
平和公園も近くにあるので、その後でも見にいくのが便利です。駐車場はありません。
まとめ
長崎はハウステンボス、軍艦島も有名ですが、教会も素敵でした。私のように見慣れていない人なら、異国情緒あふれる雰囲気を楽しむことができるでしょう。(おわり)